仁川空港、国内線を10年ぶりに再開 — 到着即チェジュへ直行可能に
韓国旅行に済州島(チェジュ)が含まれているなら — 初めて訪れる外国人の半数近くがそうなのですが — 一つ面倒な手順がありました。仁川空港(インチョン)から済州への直行便がないことです。仁川到着 → 90分の空港バスや電車でソウル → 金浦(キンポ)空港へ乗り換え → 済州行きフライト。この流れがまもなく変わります。
2026年5月、仁川空港が約10年ぶりに国内線運航を再開します。第1弾は仁川~済州、週2便。外国人観光客がソウル経由で金浦に移動する乗り換え負担を解消することが核心の目的です。
外国人観光客にとっての意味
韓国の観光関連機関は静かに一つのパターンを懸念してきました。外国人は仁川到着後ソウルで3~4日を過ごし、他の地域を見ずに帰国するケースが多い、というものです。今回の仁川~済州ルートは、ソウル以外の地域を同じ日程に組み込みやすくする「K観光」の流れの一部です。
旅行者にとっての実利は明確です。
- 手荷物の二重ハンドリング不要。提携便であれば、出発地から済州まで一回で預けられます。
- ソウル~金浦の乗り換え疲労なし。仁川 → 金浦のバス + 再チェックインは2時間近くかかっていましたが、直行便はそれを丸ごと省略してくれます。
- 済州 + ソウルを一つの旅程にまとめやすくなります。仁川到着即済州行き → 最後に済州からソウルへ戻るプランが可能に。
運航スケジュールは?
まずは仁川~済州、週2便でスタート。チケット販売や路線拡大は韓国の航空会社を通じて案内される予定。予約時は「GMP-CJU」だけでなく「ICN-CJU」も検索してみてください。
また済州ではIPC(搭乗者事前確認電子システム)を国内線まで拡大導入しました。元は国際線専用でしたが、2026年から済州発の国内線にも適用され、外国人入国審査の待ち時間短縮が見込まれます。
大きな絵
韓国は徐々に観光を「ソウルへどうぞ」ではなく「韓国へどうぞ」というトーンに組み替えています。仁川の国内線凍結10年は外国人を地方から遠ざけてきた小さな摩擦の一つでしたが、今回の再開はその距離を縮める小さな勝利です。
「済州を追加したいけれど乗り換えが面倒で…」と日程を後回しにしてきたなら、待っていた変化です。
- Kyunghyang Shinmun (Incheon Airport restarts domestic flights, May 2026)
- Jeju Newspaper (Jeju IPC system extension to ease foreign tourist arrivals, May 2026)