釜山のおじいちゃん・おばあちゃんが台湾の子に小遣い — 韓国の「情」がアジアに広がる
子ども連れで韓国を旅行する方に、ほんの少しの「心の準備」を一つ — 道で出会った見知らぬ韓国人、特に年配の方が、お子さんの手にそっと1,000ウォン札を握らせてくる場面。最近、釜山などで台湾の家族旅行客が経験した出来事をSNSにシェアし、アジア全体で話題になっています。
ある台湾人のお母さんは、釜山を旅行中に「うちの子が道を歩くたびに、韓国のおじさん・おばさんみんなに可愛がられる」と書きました。ある食堂では、年配のお客さんが家族のテーブルまで来て、お子さんにお小遣いを渡してくれたそうで、その気持ちが嬉しくて家族で一緒に記念写真を撮ったというエピソードも伝えられました。
「情(チョン)」という文化
こうした場面の背景にあるのが、韓国独特の 情(정/チョン) という文化です。単なる親切とも違い、ましてや取引でもありません。一緒にご飯を食べ、同じ空間を共有し、小さな心遣いをやり取りする中で静かに積み重なっていく温かみ — そんな感覚に近いです。特に韓国の年配の方々は、子どもたちに対してよく情を表現します。実の孫であることもあれば、初めて会う外国人の子どもであることもあります。
1,000ウォン札一枚(約100円)は、実は金額の問題ではありません。「すくすく育ってね」という小さな儀式のような行動で、パン屋の列で出会った子どもにも、韓国のおじいちゃん・おばあちゃんは自然にする仕草です。
もらった時の自然な受け取り方
- 両手で受け取る。お子さんに両手で受け取るよう伝えてあげてください。韓国で目上の方から何かを受け取る時の基本マナーです。
- 軽くお辞儀+「감사합니다(カムサハムニダ・ありがとうございます)」の一言で気持ちは十分伝わります。
- 二度は断らないで。「いえいえ、結構です」と一度は自然ですが、強く断りすぎると、相手に寂しさを残してしまうことがあります。
- お返しできる小さなものがあれば — 飴一個、シール、一緒に撮った写真 — お金で返すより、その方がずっと心が伝わります。
台湾のSNSで広がっている話は「韓国は豊かな国」ではなく「韓国は温かい国」というメッセージに近いトーンです。出発前に知っておくと安心な一点 — 特にソウル以外の地域で、見知らぬ人の親切は警戒するものではありません。年配の方が、自分が確実に伝えられる言葉で「こんにちは」と言っているだけ、ということが多いのです。
- Insight (Taiwanese travelers' SNS reactions, May 2026)